他人語り27 - 呑んべー・vocALCOHOLICS

2008年12月19日

【記】

●ケータイURL

 メールフォームを廃止して、いざコメント欄方式に切り替えようという直前に頂いたメールについて返信させてもらいます。メールによると、なんと【携帯サイトのQRコードを読み込むとアダルトサイトに飛ばされるので何とかした方がいいですよ】とのことです。いや、本当にありがとうございます。利便性アップのつもりが偉い大恥をかきました...やっすい短縮アドレスサービスを使ったせいでリンク切れしたみたいです。こんな罠があるとは、ご迷惑お掛けしました。ということで通常のGoogleケータイ変換にQRコードを直しました。こちらでお楽しみ下さい。ご連絡ありがとうございます。

●ブックレビューについて

 次回更新「ディスコ探偵水曜日」にて8月までに貯まっていたMIXIブックレビューを全て消化し終えます。過去のレビューを一気に消化するべく、急ぎ足でお送りしましたが今後は普通のテンポで紹介出来ると思います。まったりとお付き合い下さい。




【事】

ヨガやってたら、ぬこが乱入してきちゃう動画

Coldcutの素晴らしいVocaloidカバー
凄まじい!全く別物になっている!
Coldcutのサンプリングトラックの集大成「Timber」のVocaloidカバー。

ハードコア
騙されたと思ってみてみて下さい、笑い泣いたw ロッテルダムを初めて聴いた時の気分

●[修造]ホットリックス リローデッド[MAD]

●超魔界村実況風(声:ゆっくり)

サークル「殆ど死んでいる」の同人誌新刊が凄い

大好きな同人誌サークル「殆ど死んでいる」の新刊が発表されました。
もうタイトルと表紙からして凄い、この人のお陰でコードギアス原作を見ました。最高でした。

叩かれないクリエイターの十戒

"タダが当たり前"の時代、コンテンツ産業に起死回生の魔法はあるか

壮大なプロジェクトから生み出されたソフトシンセサイザーを触ってみました!

何故初音ミクよりも作者に注目が集まるようになったか。
「ぼかさち」に見る「ボーカロイド」曲の比率
初音ミクという神話のおわり
初音ミク消費論

「ある日突然現れた女の子と◯◯し始める」アニメやラノベと社会の関係について

pixiv公式 - pixivで学ぶイラストテクニック集 発売
pixivがイラストノウハウ本を発売、表紙のhukeさんを筆頭にマサオさんまであらゆるテクニックを収録。マサオって!

曖昧な対人関係を理解できずトラブルを繰り返す部下は病気でしょうか
アスペルガー症候群について、何が凄いってこの上司の観察力が凄い。私がはじめてアスペルガー症候群を知ったのは確か「泉流星 / 僕の妻はエイリアン 「高機能自閉症」との不思議な結婚生活」だったと思います。奥さんがアスペルガー症候群だったサラリーマン夫の視点から見た妻の「エイリアンのような」振る舞いが愛を持って書かれていました。こちらの本もかなりお薦め。

comeでイケない理由

UGCやCGMがコンテンツビジネスにならない別の理由、あと嫌儲について

 実のところ、このようなアマチュアクリエイター一本釣りや同人サークルの商業化くらいしか、UGCやCGMからコンテンツビジネスを生む経路はないのではないだろうか? なお当然のことだが、オフライン同人活動からプロデビューするアマチュア作家は当初から多かれ少なかれプロ志向なのであり、そういうひとは同人作家のごくごく一部にすぎない。商業化しうる技術を持ちながら、あくまで趣味としてやっていきたいという信条によって編集者の誘いを断る同人作家も多い。そしてニコニコ動画にプロ志向のアマチュアが極めて少ないのは周知のとおりだ(たぶんオフラインの同人活動と同じくらいの比率だとは思うけど)。

 本質が同人活動である限り、コンテンツビジネスの未来などという大層なものはやはり成立しないと考えられる。そもそも同人のアマチュアリズムを愛する者としては、金になんかならないからほっといてくれ、と申し上げたい。それが同調圧力となって、プロあるいはプロ化したアマチュアへのバッシングにしばしば発展するのは恥ずべきことだが。





【絵】 ※pixiv登録必須, サムネイル一括表示はこちら







【本】


★★★★☆
森博嗣 / 四季 春

天才科学者・真賀田四季。彼女は五歳になるまでに語学を、六歳には数学と物理をマスタ、一流のエンジニアになった。すべてを一瞬にして理解し、把握し、思考するその能力に人々は魅了される。あらゆる概念にとらわれぬ知性が遭遇した殺人事件は、彼女にどんな影響を与えたのか。圧倒的人気の四部作、第一弾。

本来ならこれまでの超連作S&M/Vシリーズを全部読んだ上で読んでこその作品なんだと思いますが、残念ながらその元気はないので後悔覚悟でこちらからトライ。「すべてがFになる」の時は「面白いなー」ぐらいだった感想が、こちらを読んで一変しました。凄まじい。普通登場人物として「天才」が出てきたとして、その天才の内面描写は行いません。だってどう考えてもボロが出てしまうし、読者を納得させられるはずがない。

と、思っていたら本作は全編を通して人類最高の天才「四季」の内面を徹底的に描写した作品。しかしまぁーこれがなんだかよくわからないぐらいに知的で魅力的です。飲まれました。S&M/Vを読んでいたらこの数倍は楽しめるんだろうなとはわかっていはいましたけれどやっぱり後悔。


★★★★★
森博嗣 / 四季 夏

十三歳。四季(しき)はプリンストン大学でマスタの称号を得、MITで博士号も取得し真の天才と讃(たた)えられた。青い瞳に知性を湛(たた)えた美しい少女に成長した彼女は、叔父・新藤清二(しんどうせいじ)と出掛けた遊園地で何者かに誘拐される。彼女が望んだもの、望んだこととは? 孤島の研究所で起こった殺人事件の真相が明かされる第二弾。

凄い、本気で飲まれました。最終的に「すべてがFになる」を全く逆の視点で追うことになる大サービスの本書。大量の伏線を回収しながら「すべてがFになる」の感想がまるごと変わってしまうような凄まじい描写で見せてくれます。一冊目では「ここらへんの描写がうそくさいなぁ」と思っていた部分まで本書で強引に納得させられます。

この一冊にはそれぐらいのパワーがある、ずるい!


★★★★☆
森博嗣 / 四季 秋

妃真加島で再び起きた殺人事件。その後、姿を消した四季を人は様々に噂した。現場に居合わせた西之園萌絵は、不在の四季の存在を、意識せずにはいられなかった...。犀川助教授が読み解いたメッセージに導かれ、二人は今一度、彼女との接触を試みる。四季の知られざる一面を鮮やかに描く、感動の第三弾。

四季本人は殆ど出てこないのに四季の存在感が最も発揮されている一冊。S&M/Vシリーズを読んでいない私ですらこの数十作のシリーズがどれだけ大量の伏線を抱えていたか、そしてこの一冊でどれだけ回収していったのかその凄まじさがわかる一冊。世界観が広がり過ぎてなんか色々嫌になりました、ただただ凄い。


★★★☆☆
森博嗣 / 四季 冬

「それでも、人は、類型の中に夢を見ることが可能です」四季はそう言った。生も死も、時間という概念をも自らの中で解体し再構築し、新たな価値を与える彼女。超然とありつづけながら、成熟する天才の内面を、ある殺人事件を通して描く。作者の一つの到達点であり新たな作品世界の入口ともなる、四部作完結編。

四季シリーズ完結編。最終巻は完全に四季の視点から追い続けた、四季の終生の思考・人生観を全て打ち明けてくれるこれまでの文章の中で最も感情的な作品。彼女は選択したのだ。あ~あ、S&MとV読まずに読んじゃった...バカなことしたな...

アパートの一室での毒殺、黄色の部屋の密室トリック―素人探偵・奈々村久生と婚約者・牟礼田俊夫らが推理を重ねる。誕生石の色、五色の不動尊、薔薇、内外の探偵小説など、蘊蓄も披露、巧みに仕掛けたワナと見事に構成された「ワンダランド」に、中井英夫の「反推理小説」の真髄を見る究極のミステリー。

上巻で舐めていました。上巻でパニクって感想を保留してしまうのは清涼院流水のコズミックの時にもやっていた気がしますが、下巻で同じく大混乱しました。清涼院流水が直球の影響を受けているのもうなずけるリアリティだとか文学だとか、そんなものはもはや無視した様式美と様式美への挑戦・紙と文字を使った永遠の遊びがここに詰まっているのだと思います。

つくづく私達が何の為に本を読んでいるのかわからなくなる本でした。

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