自分語り134 - 「超ライトオタク」 で何が悪い

2008年12月23日 | トラックバック(1)

前日の記事 『自分語り133 - DENPA!!! 「超ライトオタク」 言説

 昨夜は初めてはてなダイアリーの記事に対する複数応答+呼応記事というものを経験し、なるほどこれは面白いなと思いました。しかしこれプロの評論家が一つ一つ対応していったらとてもではないけれど間に合わないだろうなとも実感として感じます。

 とはいえ私はどう考えてもその次元とは程遠いので安心ですが、もしそうなった場合はそれぞれそこでどうしても選択的な回答になってしまうのでしょう。それはそれでまた新たな決断に迫られる訳ですね。

 しかし何にせよ経験です、私にはまだありとあらゆる経験が足りないと思いますのでとりあえず初めはやれるだけやってみようと思います。「超ライトオタク」言説に関してはいくつものエントリーが見つかりましたが直球で投げかけてくれているものがありましたので再度応答指せて頂きます。

自分語り - はてな匿名ダイアリー

簡単に言ってしまえば、DENPA!!!を面白いと感じるのは「若さ」という「不可避の理由」によりバカだから、しょうもないものをありがたがっているだけだと思う。(「若さ」ってのは、「歴史」を「知れない」からこそ発生する性質。つまりバカであることを避けられない)(「若さ」は、「生まれてからの日数が少ない」という意味ではない。「青い」と呼んでいた時代もあった)

 私達は、少なくとも私はその青さと若さを踏まえた上で、その青い人々と既に青くない人々が共に歩んで別の何かを産み出すことを期待しています。ジャンル議論に関しても例えばテクノであればテクノを知ったばかりの人を「バカ」であり「教えて君」であるとそこで断じて止まるのではなく、そこで上から下へと知識を共有しあってこそ別の何かが産まれるのではないかと思っています。

 私達は必ず青さから始まります。そしてその青さは必ずや誰もが経験していることだと思うので、その青さを「バカ」の一言で片付けずにどうか次の一歩へとご助力願えばと切に感じます。私がここでいう「次」とか「別」というものは特に「新しい何か」であることを必要としているわけではありません。何かが産まれ発展すれば必ず停滞し、必ず次か別が必要になります。それこそ私達は停滞した段階で「これは一つの文化であり、伝統芸能である。」というところまでの安定を得られれば「焼畑農業」に陥らずに済むのかもしれませんし、それこそ実は仮に安定を得られたとしても私達は「次」を追い求める傲慢な人間かもしれません。

 ですがこの記事を書いた方が私達よりも「先」を知っているのであれば「バカ」と済ませずに「次」に対してどうかお力添えをお願い致します。「先」に進んだ人達が新しく産まれた(それは表面的な差異はあっても「先」に進んでいる人々にとってはやり尽くされたことかも知れない)ムーブメントを「あぁ、またこんなことが起きてるんだ、"バカ"らしいな。」で終わらせず力を貸して下さい。

 「排除の団結」ではなくどうか「一致の団結」を実現させて下さい。それにはあなたの力が必要なんです。

TECHNORCHさんの大好きな「DENPA!!!というクラブイベント」は、<青年>が<鬼ごっこ>して「たのしー!!!超気持ちいい??!!」とか言ってるだけなんだよね。

そりゃ体動かすと楽しいし気持ちいいし、みんないると寂しくないよ。でも、それをありがたがったり、高尚なものだと勘違いするのは止めといた方がいいよ。DENPA!!!なんてクラブで踊ってわーわーきゃーきゃー言ってるだけのイベントなんだよ。コスプレだとかオシャレとかガチとかぬるとかどうでも良くて、昔からあるただの"event"なんよ。そう思っていたほうが、人生に失敗しないと思う。これは自分の体験から言えることなんだけど(タメイキ

 「鬼ごっこでたのしー!」ことが人生の失敗に繋がるというのがどうしても私は納得がいきません。私はDENPA!!!が崇高であるとか高尚であるとかは思いません。これまで何度も繰り返されてきたサブカル・オタクの兼ね合わせ、そしてオタク・新人類のお話の一つに過ぎないのかもしれません。但し私はその取るに足らない表面的な差異に感動する程の違いを感じたのでしつこく言及してはいます。その部分を過剰に受け止めさせてしまったのだとしたら申し訳ないです。

 しかし仮にその表面的差異全てを「バカ」の一言で断じる事が出来たとして、その鬼ごっこの楽しさという青さはそこまで否定されることなのでしょうか。私はそこがどうしても納得がいきません。

んで、↓これ。

>> DENPA!!!のこの現象は東さんの言葉を借りれば「動物化」の典型的なフロア進化

「はてな」周辺でよくある『動物化するポストモダン』の誤読なんだけど、あの本って単に「ジャンクな物でも『おいしい』と感じる人が大半になったよ』って書いてあるだけだよ?例えていうと、「王将は関西人のソウルフード」とか「二郎はもはや二郎という食べ物」とか「マックまじでうまい」とか真顔で言っちゃう人が増えたねぇ、って書いてあるだけ。いっけんかっこよく聞こえるし、「データベース」とか確かに新しい概念もあるから良書なんだけど、「消費する側」が自己肯定に使っちゃうとアウアウだよ。まぁ、言論な人に触ってもらえて嬉しい気持ちはわかるけど、ほどほどにねって。

 そして何よりもこの部分が最も納得がいきませんでした。動物化した先が口の悪い言い方をすれば「うすっぺらく」「お約束の重ね合わせ」で表現出来るものであることは重々承知しています。だからこそ私はその代替可能性がどこまでの範囲に及んでいるかを実際に確認したくて「コスプレイヤーによるDJの目隠し」等の実験を行った訳です。私はこの極端に動物化したイベントでお客さんが求めるその次がとても知りたいのです。

 しかし言いたいことはそこではありません。どうか人の愛する音楽を「ジャンクフード」呼ばわりはしないでください。ここまでのお話は納得がいく・いかないのお話でしたが、私はここに関してだけは直球で不快感を感じます。彼ら私達が楽しんでいる音楽は確かにあなたにとってはジャンクフードのようなものかもしれません。しかし人が好きで楽しんでいる音楽をどうして「ジャンクフード」とまで言えるのでしょうか。あなたにとっては動物化の極限を経た上でのDENPA!!!プレイは確かに低レベルで下らないものかもしれません。しかし彼らの感動は本物です。

 私はゲーム音楽からダンスミュージックを知り、今はクラブミュージックのDJをしています。例えばクラブミュージックの影響を受けて産まれたゲーム音楽・同人音楽がメインストリームにいる人々にとっては「ありきたり」で「お約束」で「低レベル」に感じることがあるかもしれません。私は音楽ヒエラルキー的な考え方にはどうも馴染めませんが数多くの人がある種の音楽を「高・低」で考えているのは紛れもない事実でしょう。しかし私はゲーム音楽で熱狂し、それこそ人生が変わるほど、人生が救われる程感動しました。これらの熱狂は確かに

「オタクっぽい」とすでに了解された格好で、「ビート」に乗せて乱痴気騒ぎしてるだけ

に見えるかも知れません。しかし私そして彼らの感動は本物です。この感動をどうか「ジャンクフード」とは言わないで下さい。そしてあなたが既に「ファーストフード」ではない「三つ星レストラン」の段階まで進んでいるのであれば(例えそれが舞台の上から手を差し伸べるような高飛車な態度であっても構いません)、この「青い」「乱痴気騒ぎ」を「バカ」であると見下さず、どうか私達に力を貸して下さい。私は一部の天才を除いて殆ど全ての次がこの「青さ」と「若さ」の積み重ねて産まれると考えています。同時に、若さを延々と繰り返しているだけでは次には進まないのです。だからこそ、あなたの私はあなたの力が借りたい。

 そして改めて言います。どうか彼ら私達の感動を「ジャンクフード」なんて言わないで下さい。

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