
私がビートマニアの「L.E.D.LIGHT-G / HELL SCAPER」を聴いて音楽を始めた、という話は色々な媒体でもう何度も何度も書いてきていることですが、そんな私も勿論音楽生活におけるターニングポイントがそれ一つである訳ではありません。それは「Kraftwerk / Numbers」であり「The Art of Noise / Beat Box」であり「Meet Beat Manifesto / Strap Down Part.1」であり「Afrika Bambaataa / Planet Rock」であり「Hardfloor / Acperience 1」であり、そしてなんといっても最大級の衝撃がこの「T99 / Anasthasia」でした。私の楽曲でこの楽曲の影響を受けていない楽曲なんてものは存在しないし、というかこの曲が嫌いな人とは多分私は会話が噛み合わないかもしれない、そのぐらい私の殆どの構成物質を入れ替えてしまった大名曲です。
元Quadrophonia、現Conga SquadのOlivier Abbeloosが理想の女性「Anasthasia」を名に冠した楽曲を一夜にして作り上げ、世界中のダンスミュージックに強烈なインパクトを与えました。テクノディスクガイドの一つに「テクノ・バイヤーズガイド」という書籍があり、その中に「ハードコアテクノ」の項目があります。Tircky Disco, LFO初め、Newbeatからの影響を受けたパンチのあるダイナミックなシンセ・ビート・高速BPMがテクノにして「ハードコア」と称されるまで過激化していった流れが各ディスクの歴史を追って書いてありますが、なんとこのディスクガイドにはT99以降のハードコアテクノを「T-99以降の有象無象」という一言でまとめてしまっています。L.A.Style, Cubic 22, 2 Unlimited, そしてT99の四天王が揃ってからの流行ハードコアテクノ、通称デステクノ(デスメタルにかけて、当時日本でのみデステクノと呼ばれました。ジュリアナ東京のイメージが強く、言葉自体の響きが強烈に恥ずかしいので歴史から外されている。)と呼ばれる派手派手強烈路線にとって正にAnasthasiaはターニングポイントであり、それ以降の音楽を「有象無象」と呼ばせる程激変させるパワーを持っていたわけです。
今、現在地球で産まれた楽曲で通称「アナスタシア・シンセ」がサンプリングされた楽曲が一つもリリースされない月というものは、いえ、週というものはあるのでしょうか?ハードコア・デステクノの名サンプリングに「Human Resource / Dominator」や「Prodigy / Charly」がありますが、どれだけ使い古され、どれだけ擦り切られても消えることのない名サンプリングにアナスタシア・シンセがあります。
オリバー・アベルーズはAnasthasia, Nocturn, Gardiacというほぼ同じスタイルの楽曲をヒットさせており、「ほぼ同じ」に聴こえますが確実にその音を変化させています。そもそもAnasthasia自体が4つ打ちではないのですが、Gardiacに至るころにはほぼブレイクビーツミュージックと化しており、なんといってもアルバム「Children of Chaos」はAnasthasia一発屋のアルバムだと思われがちですが、The Skydreamer、The Equationといったかなり凝った楽曲も収録された実に聴き甲斐のあるアルバムになっています。現在ファンキーミュージックに進んでいるオリバーですが、彼は元々音を作りに作り込むタイプなのです。
Anasthasia, Nocturn, Gardiacもオーケストラ・ヒットながら微妙に異なった音作りがなされており、誰もが一度は使ってみたくなるような魅力的なパワーサンプリングでしょう。インタビューの度にAnasthasiaについて突っ込まれるオリバーも「たまには自分達で作ってみたらどうかな?」と唸る程の使い回されっぷりです。
はじめてAnasthasiaのオープニングを耳にした時は、思わず「ギャッ」と叫ぶようなそれはそれは凄まじい衝撃でした。数あるエレクトロニック・ミュージックの中でも私はこれ程までインパクトのあるオープニングのトラックは未だに知りません。オーケストラヒット・クワイヤーボイス・シンセベース・ノイズ、そして少々の絶叫を絶妙なバランスで配合したこのダイナミックなサンプリングをそのまま音階上下させるというその圧倒的にハードコアな手法は、それまでのニュービート・ハードコアテクノの誰もが為し得なかった程の強力なパワーをシーンに浴びせかけ、それこそ残りの全てを「有象無象」とさせる程のインパクトを与えていきました。(そして私はその無数の有象無象が好きで好きでたまらない)
さて、今回のこの文章は「Anasthasia」を聴いたことがない中学生・高校生向けの文章として書き連ねました。クラブミュージックに少しでも触れたことがある人ならば「何を今更」というな内容かも知れませんが、まだあなたが「アナスタシア・インパクト」を体験していないのならば、是非Remixesサイドの試聴「T99 - "Anasthasia" (Intro bonus)」「T99 - "Anasthasia" (Out of History Mix)」を体験して見て下さい。きっと、それは私達の人生を変えてくれる体験なはずです。
※夕方まで貼り付けていたOPUS IIIの紹介は、T99に熱くなりすぎたので後日に見送ります

●TOFUBEATS - Perfume動画の削除を受けて
さて、でですね、何で今回の削除が「後味悪い」のかというと、まあ、とりあえず最初に僕がつい今月頭に出たスタジオボイスで、どのように発言したか、ということです。
「結構日本のマッシュアップの普及に関してもPerfumeの功績はでかい」(p46)
ニコ動やyoutubeで盛り上がってきていたPerfumeとリンクして出てきてた二次創作を、またそれら二時創作を「Perfumeが中期から今に至るまでの売れるためのステップ」として見てくれていたというユーザーサイドの自負もあり、それらがうまく機能していたからです。
結論として、マッシュアップも盛り上がり、Perfumeも(もちろん本人の魅力や楽曲の素晴らしさはあります)売れました。
また事実として、僕のマッシュアップは徳間サイド、Perfumeサイドの人々の耳にも触れたという話は聞きました。
実際僕には、この削除がどこの機関から行われたものにしろ、今「頭打ち」なほど売れてしまったPerfumeサイドの、古巣を忘れた暴挙にしか僕は見えないのです。またそのように削除関係が厳しくなったことを「メジャーで売れた証拠だよ」と論ずる人もいるかもしれませんが、僕たちは結局この数年間、踊らされていただけなのでしょうか?雑誌もネットもあんなに盛り上がって、僕たちは遠い東京にいるPerfumeを思い浮かべ、自分の部屋でステップを踏んでいただけのはずではなかったのでしょうか?
安室奈美恵とJusticeのマッシュアップが即刻削除されたりしたときのような納得が今の僕には生まれません。
僕が始めて握手をしたアイドル、Perfumeは今でも大好きです。
握手会に行く数日前、おもむろにACIDで波形を合わせてみたcherryboy function+perfumeから僕の今ではひとつの面となったマッシュアップ製作は始まっていますし、あそこから広がった景色は当時だったら考えられないようなものです。権田山さんとPerfumeには本当に感謝していますし、権田山さんには後に直接会う機会もいただけました。
Perfumeの動画が消えることで、ニコニコ動画でまたひとつのムーヴンメントが終わったと言ってもいいでしょう。youtubeでも消されたらzipでmp3でも上げようかと思います。
●TPTPが選ぶ2008年過半期ニコマス20選
一方こちらはPerfumeと隣り合わせのマッシュアップ業界・ニコマス。ニコニコ動画・YouTUBEで再び爆発したマッシュアップの世界は果たしてどこへ行くのでしょうか。
●YouTubeを起点に活性化する世界のトリビュート/コピー・バンド・シーン
切りがないのでこの辺にしておくが、こうしたグループは、普通に本家のバンド名と曲名等で検索しているだけで引っかかることも多いし(というより、そういう検索結果になりやすいようなバンド名を考えてつけている可能性が高い)。本家グループ名と「tribute」といった単語を一緒に打ち込んで検索をかけてみると、ざくざく出てくる。
これらの人たちの動画やサイトを眺めていると、グループ別にトリビュートの仕方の方向性が微妙に違っていたりするのが、面白い。いわゆる「ものまね」的な要素と音楽的完成度のバランスをどうとるか、あるいは、あくまで細かく、マニアックな意匠を折り込んだ「コピー」に徹するか、エンターテインメント度を高めるか? ステージ・アクションが派手なバンドほど、トリビュートのつもりが「お笑い」になってしまいそうになるし、グループの歴史が長い場合は、そうした歴史のおいしいところを適度に盛り込むか、それともある一定の時期(場合によっては一度のステージ)に絞って「再現」を目指すか? コピー・バンドの国籍の多様さから、クイーン人気のインターナショナルな広がりを実感できたりもする。
日本でも、すでに30年以上、レッド・ツェッペリンのコピー・バンドを続けているという老舗のCINNAMONや、その対抗馬(?)MR. JIMMY、あるいはヴォーカリストの強烈なキャラクターでメディアに登場の機会も多いクイーンのトリビュート・バンド、KWEEN(註)のようなグループの存在は、音楽ファンの間で結構知られていると思う。
しかし欧米の場合、日本以上に、本家の代わりに、ファンそれぞれの地元で「ライヴ」を見せてくれるバンドということで、日本以上に大きな需要があるように見える。そして、乱立するそうしたバンドたちとユーザーの出会いの場所として、YouTubeが機能し始めているようなのだ。そこで彼らのパフォーマンスを見て気に入ったユーザーは、今度は彼らの名前で検索をしてみる。そうすると、彼らの公式サイトやMySpaceに辿りつくことができ、そこにはバンドの連絡先やライヴのスケジュールが掲載されている、といった具合である。これがひとつのビジネス・モデルとして成立しつつあるのだろう。上で挙げたサイトを見ただけでも、いくつかのバンドはかなりプロフェッショナルに演奏活動を繰り広げているようだ。
しかしYouTubeの影響は、そうしたバンドたちの「営業」レベルを超えて広がりつつある。上で紹介した女性によるツェッペリン・カヴァー・バンドのLez Zeppelinは、ツェッペリンのエンジニアだったエディ・クレイマーのプロデュースにより、メジャー・レーベルからアルバムをリリース、08年10月には来日公演まで実現させている。
●ニコニコ動画の影響力、遂に中国に及ぶか?
中国のラジオで「みくみくにしてあげる♪」殆どそのまんまの楽曲が流れ話題に、
面白い!こういう流れって本当に面白いですよね。
●Squarepusher 最新作をフリー配布
WarpがJust A Souvenirの続編にあたるNumbers Lucentをフリー配布
●SHCラジオ 第12回
RoughSketch / NP 犬田彦 / 一戸建 / 楽天斎 / wint / 山田君 / TANY / ABE-ZI
●YMCKが誘う、懐かしくて新しいチップチューンの世界
●「ピクサーP / Voice」の3DPVがもはや素人の手に負えないレベル
なんだこの不自然なクオリティは...
●Tokyo House Music - インタビュー「Tatsh」
●サンクリ - 個人情報の流出に関するお詫びとお知らせ
同人誌即売会サンシャインクリエイションのWinny個人情報流出に対する公式発表
日頃より、クリエイションにご参加いただきありがとうございます。
この度、クリエイションに申し込まれたサークル様および関係者の個人情報が、ファイル交換ソフト「Winny」を通じてインターネット上に流出したことが確認されました。このような事態を招き、情報が流出したサークル様および関係者の皆様に多大なご迷惑、ご心配をおかけしたことにつきまして、深くお詫び申し上げます。
1. 流出した個人情報について
流出した個人情報は参加サークル様とスタッフのものです。二次被害拡大の防止という観点から流出した個人情報に関するこれ以上の詳細は、ご迷惑をおかけした方々に対する個別の書簡による連絡によりさせていただきます。
2.これまでの経緯
2009年1月16日夜、関係者およびお問い合わせ用メールアドレスに「インターネット上に個人情報が流出している」との情報が寄せられ、速やかに事実確認・調査を開始いたしました。あわせて同16日深夜(17日付)に、その旨を公式ホームページに告知いたしました。その後の調査の結果、ファイル交換ソフト「Winny」のネットワーク上に、サークル様および関係者の個人情報を記録した電子ファイルが流出していることを確認いたしました。
6.今後のイベント開催について
ご迷惑をおかけした方々への対応、および事務局内における再発防止策を徹底するため、2009年4月12日開催予定「サンシャインクリエイション43」の開催を中止いたします。既に該当イベントへのお申込をいただいている方へは、返金を行わせていただきますので、追って個別にご連絡させていただきます。また以降のイベント開催については未定とし、慎重に検討させていただきます。
●ある日突然**し始めるアニメまとめ
「ある日突然現れた女の子と同棲し始めるアニメ」を代表とする、とにかくそれ系アニメを名一杯まとめたエントリー。
ちょっとまとめてみましたなんてレベルではない圧巻のデータベースです、是非ご一読を。
●アサメグラフ - 東方Project特集
●富野由悠季 - 最近の若者はって言うけど、それを作り出した40-50代はどう責任を取るの?
●「リア充」という言葉の語源を探る
●イベント - DOG HOUSE PARTY vol.40
SAPPORO D'N'B TV !! presents !!!!!!!!!!
☆★DOG HOUSE PARTY vol.40★☆
1/31 22:00~次の日の昼12:00まで!
@札幌市中央区南5条西2丁目社交会館5階「DogHouse」
→→→入場無料!!!!←←←
ドリンクはキャッシュバックか
14時間2000円飲み放題かを選べます!
【MUSIC】
DRUM'N'BASS/HAPPY HARD CORE/GABBER
...and more
■DJ■
TANY(DOG HOUSE)
TANA侍(DOG HOUSE/DATSKATS)
一戸建(DOG HOUSE/DATSKATS)
【R】指定 THE HARDCORE
RoughSketch
petz
CROWD(DRUM SECTION)
dub-La project(DHAS)
DAGGIO
しげ
wint
K (FRACTAL RECORD)
YUUYA ⅡDA (EVADER)
■NP■
マイク野郎 犬田彦(臨界モスキー党/D.H.A.S)
YabbyMic ABE-Zee(臨界モスキー党構成員/D.H.A.S)
■Art Work■
IKEDA-SHI(D.H.A.S)
●イベント - DATSKATS vol.80
DATSKATS vol.80
2009.1.20(tue) 22:00~4:00
@PLASTIC THEATER (札幌市中央区南5条西1丁目キタイチビル地下1F)
ENTRANCE/1,000yen
HAPPYHARDCORE/GABBA/DRUM'N'BASS/
ROCK/DARK PSY TRANCE/etc...
【DJ】
一戸建 (UK HARDCORE)
TANY (UK HARDCORE)
TANA侍 (DRUM'N'BASS)
ONODERA69 (ROCK/J-POP)
SAWA(SAWA)
RoughSketch (GABBA)
tkc (SCHRANZ)
dub-La project (DRUM'N'BASS)
【マイク野郎】
Np 犬田彦
