他人語り77 - 特定の誰かによる特定の誰かのための本

2009年3月25日






 突然ですが、随分前から「貨幣制度って何故成り立っているんだろう?」というのが気になっていました。お金と商品を交換する訳ですが、多少の不釣り合いはあっても一応は等価交換という原則の基に幾ら幾らで大根を一本という風になっている訳ですよね。それで、延々と等価交換をしているとお金と商品の間で系が閉じます。その系がグルングルンと回っている間は取りこぼしが――少なくとも建前上は――無く循環しているように見えます。ですが、人が産まれて歳をとるためには成長しなくてはならず、このやり取りの間でどこかからエネルギーを搾取しないと、内側の系が外側の系から何かしら搾取しないと回らないように思えます。

 では、お金と物との循環で一方的に外側から入ってくるエネルギーは何なんでしょうか。地球から生えてくる大根でしょうか。しかしそれも人が水をやり、栄養をやり循環しているように...あ、海水が蒸発して雨水になる水と、空から一方的に降り注ぎ続ける太陽光は外の系からのエネルギーのようにも見えますね。水を使えば水が汚れ、また使えるようになって返ってくるまでの浄化作用にかなりのエネルギーを使っている気がしますが、海水は膨大にあるので「いつかは枯渇するけれど現段階では無限扱いに出来るエネルギー」ということになるのでしょうか。太陽光の方は比較的に何のエネルギー消費もなく外の系から侵入してきてくれているような気がします。それではこれが答えなのでしょうか。貨幣制度が成り立つのは太陽が黄色いから?何でしょう、何か根本的に間違えている気がします。少なくとも絶対に正解ではありませんね...

 それではあれでしょうか。建前上の等価交換というものに勘違いがあるのでしょうか。昨今の「生きさせろ!」ではありませんが、ワーキングプアの人が働いても働いても裕福になれないというその「働いても働いても」という部分に本来の等価交換を越える労働が存在し、そこを外の系とすることによって内の系つまり他全般の人々がご飯を食べれているのでしょうか。それとも「闇の子供達」ではありませんが、どこか遠い貧困の国で子供達が望まない売春を強要された時に産まれる明らかに過剰な労働と明らかに足りていない対価との差し引きの分が外に漏れて、この分でどこかの誰かが潤っているのでしょうか。わぁ、なんだか夢のない話になってきましたね。しかしこれも何だかまともな答えに見えません。

 これって根本的な話だけれど不思議だなぁと思ったのですが、どうにも小学校でも中学校でもこの仕組みを習った覚えがありません。何を勉強すれば少しはマシな案が浮かぶのでしょうか。経済学でしょうか、しかし何だか第一解答の「太陽光」は生態系の問題に見えます。第二解答の「生きさせろ!」は社会学のような気がします。第三解答の「闇の子供達」は国際問題もしくは貧困問題なように見えます。第四解答として意図的に搾取するための戦争論・奴隷論を出してもいいような気がしてきました。いや、もしかしたら男女性差による問題から搾取が起きているのかも知れない、では女性学でしょうか。いや、安保問題が...世代闘争が...何だか色々とどうでもよくなってきましたね。そうですね、だから学問というのは沢山あるんですね。やる気がなくなりました。

 それでもそれなりに欲望は残ります。どこか一端でいいからマシな答えに近づきたいなぁ。ということで最近「宇宙を織りなすもの」を読んでいたら、もしかしたら私が一番最初考えた太陽光云々の問題は環境とエントロピーの問題ではないだろうかと思えてきました。というか、詳しい解答を求めようとすると先が長くなりそうなのでとりあえずエントロピーのせいにしておこうじゃないかという気になってきました。増え続けるエントロピーをどこで生物は・社会は解決しているのか。ということでエントロピーを調べればいいのでしょうか。

 そもそも生物は熱力学第二法則に従って増え続けるエントロピー問題をどのように解決しているのでしょうか。これはある程度の解決が見られているようですが、調べてみたら専門書が2000ページぐらいあってお値段もその倍ぐらいしたのであきらめました。4000円以下の欲望ですか、何とも浅はかなものですがこれが私の限界です。何だか上手くいきませんね...そもそも何を調べれば良いのかわからなくなってきました。

 ということで紀伊国屋書店へ行ってきました。お店はとても広いです。たまたま国際社会のコーナーを見たら、精神世界のコーナーでもないのに「911は宇宙人によるテロだったのだ!」という本が置いてあり、「大手書店だからといって確実にまともな本に出会えるわけではない」と再確認させられ気が滅入ってきました...

 経済学のコーナー1つとっても非常に広いです...資本論じゃないな...マクロ経済学じゃないな...ミクロ経済学でもないな...ゲーム理論はもっと違う気がするな...経済循環論と私が今言ってる循環論は根本的に違うよな...あぁ、経済学には概念の経済学と実利の経済学があるそうです...概念と実利に乖離があったら不味いような気がしますが、概念と実学の距離は思った以上に遠いよようです。探しましょう、もっと探しましょう。悩み震える子羊に対し、妥当な答えで読者をわかったような気にさせ、適当な解決策を教えてくれる1500円以内で300ページ以内ぐらいの大体エントロピーっぽい経済学がきっとあるはずです。

 探しました、ありました。「弱者のための・エントロピー経済学入門 (1575円267ページ)」。あるもんですね!世の中って広い。早速本を広げてみると、ありました!生態系循環図(太陽光付き)!それと貨幣制度のうんちゃらかんちゃら。しかも著者の専攻は経済学ではなく物理学だそうです。この時点で相当実学から距離がありそうで実に素敵です。帯には「経済学のワクを越えた、弱者のための新・経済学」とあります。なんていうウサん臭さ。正に半日でわかったような気になりたい私にうってつけの本です。

 すみません、著者のことを殆ど知らずにさも眉唾な本であるかのように紹介してしまいましたが、もしかしたら全然違うかもしれませんし、どこがどう違うかも私には判断出来ないと思います。帯をよくよく見ると著者の先生は化学→物理学→経済学という順で専門を変えておられました。なんだか世の中探すと特定の誰かによる特定の誰かのための本というものが確実にあるもんなんですねというお話しがしたくて今日はこういうエントリーになりました。ねぇ、あるもんなんですねぇ。とりあえず世の中は広いという結論です。これで私もここ一週間ぐらいはわかったような気になれるに違いない、なれないと困る。



The Speedfreak / FreakWaves
PSYCHIK GENOCIDEよりスピードコアの雄The Speedfreak最新アルバムリリース


MOH / Masters of Hardcore 26
MOHのニュースタイルガバコンピレーションシリーズ第26弾リリース


Symp. Tom / Symp. Toms vol.4
NEOPHYTE RECORDSサブレーベルSYMP.TOMの超インダストリアルなコンピレーションシリーズ第4弾リリース



Lee UHF / The Electronic Bedlam Hardcard Vol.4
Lee UHFがBedlamよりリリースの"Dying Breed"音源を使ってDJ MIXを公開。


Endymion Nosferatuライブ@Black2009
Enzyme Records Endymion & Nosferatuのライブ動画、OP演出の気合いからして凄い


ドラムンベースとジャングルの違いがわかるニコ動マイリスト
ニコ動で披露された、非常に非常に手間のかかった動画リスト


BK リミックス コンペティション
Nukleuz Records Bk / Revolution のリミックスコンペティションの情報が公開されています。


天誅ライブピクチャー
天誅さんのCrazy pops vol.13と秋葉開放計画のライブピクチャーが公開されました。凄い光景

イベント - LINEAR

LINEAR vol.31

2009.03.22[Sun] 13:00~19:00 @ Heavysick ZERO(Nakano)

FLYER
2000YEN (1DRINK)
DOOR
2500YEN (1DRINK)

B1 FLOOR DJ
細江慎治 (sampling masters MEGA)
Hiroshi Okubo (nanosounds)
quad (luvtrax)
みさきち (PING)
Tsunamayo
tuvasa2001

B2 FLOOR DJ
Atsushi Ohara
The Disco Crusader
spacetime (SS|EX)
Naoko a.k.a ザンギ使い
iz (izmix)

VOCAL
haru*nya & Shiho & papico

VJ
qzna
KNOCKHEADZ
KAZUMiX & PePcoMiX (1st-impact)
coda (Antp)

ILLUST
チバトシロウ (CELLULOID-ACME)

DESIGN
LiGHTEN

<お詫び>出演を予定してましたoff-beatは都合により、お休みさせて頂きます。

イベント - Techno_Liner Form:00


OTAKU×TECHNO CLUB PARTY
Techno_Liner Form:00(プレ開催)

2009.3.6(Fri) @ROCK BAR LUCREZIA(浜松市中区伝馬町310-8 第一金井屋ビル 5F)
http://lucrezia.web.infoseek.co.jp/
Web Site Map>http://lucrezia.web.infoseek.co.jp/map/map.htm
Google Map URL> here

23:00-MIDNIGHT
♪Techno,Electro,Psy,etc...
Price:2000/1D
(今回はプレ開催のため、料金一律です)

※コスプレOK(重装備はご遠慮下さい)

//DJs
DJ matsu
washi
NOIR
カナ子
五条狐萩
ぃやまと

mixiコミュニティ
http://mixi.jp/view_event.pl?id=39727748&comm_id=2593835



南條範夫, 山口貴由 / シグルイ 12
★★★★☆

『...』


出ました最新刊。いくとの確執を中心に今回も濃ゆい濃ゆい。



難波功士 / 創刊の社会史
★★★☆☆

『創刊号をひもとくこと、それは封印された過去を追体験することに他ならない。そこには、時代の情念がねばりつき、出版人の生あったかいドラマが織り込まれている。本書では、「an・an」「POPEYE」「non・no」「JJ」「CanCam」「Olive」「Hot‐Dog PRESS」「BOON」「GON!」「egg」「小悪魔ageha」などなど、70年代以降の若者雑誌をたどりながら、読者がメディアをどのように受容してきたのかをみていく。』


an an , non-noを皮切りとする女性流行史を中心に若者雑誌を2009年現在小悪魔ageha・KERAさらにはSTUDIO VOICE・QuickJapanまで一挙に追った新書。創刊→個性化→読者層のステレオタイプ化→雑誌の追従→衰退→廃刊を繰り返し、変わらないモノ等何もないと実感させられる本です。皆、どこかに固定化したいのだけれど、気付いた頃にはステレオタイプが入り、いつの間にか雑誌がそのステレオタイプを追いかけ直している。読者は読者でステレオタイプと「一歩先」を常に常に生き急ぎ続け、何度も何度も同じことを繰り返している訳ですが、これぞ人間の欲ではないかとすっきり思える仕上がりの一冊になっていました。



中村光 / 聖☆おにいさん 3
★★☆☆☆

『...』


凄く面白い作品であり、ブッダとイエスに関する元ネタはそれこそ底を突くことなく永遠とあふれ出しているのに、肝心の読者である私達の知識が追いつかなくなりつつあるのがとても難しいところ。いつギャグが来るかが段々わかるようになってきてしまったので、一巻の頃から比べると本能的にギャッと笑えるところが少なくなってしまったけれどやっぱりまだまだ面白い一冊。




Google Translate

Podcast 「とりあえず」


↑バナーをiTunesへドラッグ&ドロップすることで自動配信登録することが出来ます
iTunes Podcast Official Page

「とりあえず」その1

「とりあえず」その2

「とりあえず」その3

旧ブログ別 アーカイブ


[ver.3] 2008年8月~現在
[ver.2] 2006年11月~2008年8月
[ver.1] 2004年5月~2006年11月

現在はVersion 3のデザインを元に2008年10月31日より記事表示方法を変更したVersion 3.5です。

携帯電話で読む


http://www.technorch.com/
(携帯コンテンツ自動変換)