2010年2月アーカイブ

他人語り251 - 溝口敦 / パチンコ 30兆円の闇

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溝口敦 / パチンコ「30兆円の闇」
★★★★☆

パチンコの世界がどのようなお金の仕組みで廻っているかという裏事情のお話。本として出版されている時点で既に裏ではないし、元版出版が5年前で、取材当時に至っては5〜10年前の情報であったり、しかも裏稼業の人々がそれぞれの利益の元に「話ても良い」と判断した情報です。面白いのは本書の読後感が「これで俺も裏稼業に精通しちゃう」というヤマしさでも悦びでもなく、なんかもうとにかく「宇宙って、綺麗だよね...(  ゚Д゚)」とかそんな感じであること。

徹底的に搾取されるパチンコ・パチスロファン、それをまず吸い上げるのは祭りを生み出し死なない程度に搾り取るパチンコホールだ。そもそも賭博が違法のこの国で銀玉→景品→現金に変換が出来る三店方式がおかしい。法律には等価交換が原則づけられているけれども、そもそもこの時点で多少ピンハネされているし、客も店もピンハネされていることが原則で回る。パチンコファンにとってパチンコホールは無敵だ。

そんな無敵なパチンコホールが恐れる中国人ゴト師が現れる。彼らは経済犯でも死刑にされる中華人民共和国13億人から選り抜きされた犯罪集団だ。彼らが一人でもホール内で本気で暴れれば、それを抑えるためにパチンコ店員が三人要る、しかし彼らは三人で行く、だから九人必要になる、当然足りない、だから彼らは店員を恐れない。そもそも彼らは日本人ヤクザすらも恐れない、喧嘩を売られれば50人を集め、太ももをナイフで刺し平然と追い返す。文字通り「死を恐れない」彼らを日本人ヤクザは恐れる。中国人ゴト師は無敵だ。

そんな無敵な中国人ゴト師が恐れる中国人マフィアが現れる。なんだか順番が良く分からない。中国人ゴト師が本国のお父さんお母さんのために送金する金額が度を過ぎているため、両親は彼らが犯罪に手を染めていることを確信し彼らに電話をよこす。本国のお母さんに日本国の「パチンコゴト」という仕組みを説明出来ない中国人ゴト師はせめてもの慰めとしてこうなだめる。「大丈夫だよ、麻薬には手を出してないよ。」無敵の彼らの上位に位置するのが薬を扱う中国人マフィアだ。中国人マフィアは無敵なのだ。

そんな無敵な中国人マフィアが恐れる街のお巡りさんが現れる。言う事を聞かない素人をぶん殴る日本人ヤクザをぶん殴る中国人マフィアをお巡りさんがぶん殴る。中国人マフィアは金になることを24時間考え続ける、昼夜を問わず働き続ける彼らの唯一の癒しが「本当に信頼出来る親友達との食事会」だ。言う事を聞かない奴を力づくで言う事が聞かせられる彼らは、だからこそ平穏な食事を取ることすらままならない。そんな彼らが日頃もっとも恐れるのはお巡りさんの職質だ。法を犯す彼らは警察にだけは捕まるわけにいかない。捕まったからには脱出するまでには袖の下が必要になり、ここに来て簡単に我々一般市民の価値観に戻る逆転する。お巡りさんは無敵なのだ。

そんな無敵のお巡りさんが恐れるのはパチンコ業界の滅亡だ。グレーゾーンというお目こぼしから発生する天下りなどの業界癒着、現場単位での癒着、地域住民からパチンコ屋が立ち退きを訴えられれば、全力で協力し存続にかける、「風営法」という範囲を完全に逸脱したパチンコを支え支えられるのが警察組織だ。色んな上下の入れ替えが本書では行われる、ここまでが本書。

こんな告発を行った著者は日本人ヤクザに酷い目にあっている。中国人ゴト師偏を読んでいると中国人犯罪組織が無敵に見えてくるけれど、その中国人犯罪組織が日本人ヤクザをものともしない、その上位に組織する中国人マフィア、驚くのは彼らのシノギが薬だったり、日本人チンピラを強盗したりすることだ。オレオレ詐欺である日成金となった彼らは金を使うところがないので、夜の街で豪遊してしまい、目立ち、目立っただけで即座にナンバープレートを撮影され、それだけで何故か中国人マフィアが自宅に強盗に押しかける。夜の豪遊から強盗までの顛末が短すぎてあっけにとられる。そして彼らを摘発する警察、その警察が恐れる沢山のものこと。

本書にはパチスロ攻略情報でパチスロファンから搾取する攻略情報誌も登場するが、彼らが偽の情報を配る時にパチスロファンを黙らせる最終的な方法が「バックにヤクザをチラつかせる」ことで、実はそのヤクザが本当に登場してしまってはギリギリ真っ当な会社としてやっている情報誌は手も足も出ない。

そんな彼が一番恐れるのが、ヤクザなハッタリが効かず、本当に訴え出てくる人だ。裁判になると判例になってしまうので攻略誌は即効で示談に持っていく。2ちゃんねるまとめサイトやはてな匿名ダイアリーでの、ブラック企業や詐欺会社への電凸記事を思い出す。攻略誌が恐れるのは地位も名誉も守るものが何もない人達だ。そんな無敵のニートは一歩外に出れば家族が怖い同級生が怖い世間が怖い。この本が書かれた時点でこの情報は5年からそれ以上前のお話です。

ヤクザ・中国人マフィア・警察が揃って投資する先として度々「酒と女」が登場する。無敵の彼らは「恋愛の世界」で遥か先をゆく夜の女性達に手玉に取られる。巷に溢れる「夜の女性達が弱者として搾取される物語」を思い出す。無敵の無敵の無敵の無敵がいて、上位の上位の上位の上位の、あれ、上下が入れ替わってる、あ、また入れ替わった。本の内容も随分誇張して書いてしまい、上の文章だと色々矛盾がありますが、本書には読んでいて上下の価値観が何度も回転するもっと恐ろしい顛末が詰まっています。その顛末が綺麗すぎて、何もかもが絡みあいすぎていて、なんか、もう、宇宙って、綺麗だよね...(  ゚Д゚)











他人語り250 - TB-303 CLONEの比較検証サイト AcidVoice

AcidVoice - TB 303 Clones Best VST emulator Plugin
ビヨビヨびこびこ、通称アシッドサウンドを生み出した名機TB-303と、そのクローンマシン・クローンソフトをMP3で比較検証するサイト。全く同じシーケンスを各マシンに走らせて殆ど同じオートメーションを引いて検証してくれているのが実に楽しい。聴いてわかる通り、本当にどれもこれもよーく似てるのですが、ここまで良く似てるものをこうして並べて比較したくなるのがROLAND TB-303の魅力ですね。

■クラブイベント情報
随分ミクシィ・コミュニティニュースを見てなかったので久しくの更新

2/27 覇道CHANNEL5
2月27日 Run to the Future 5@渋谷 NO STYLE
2/27 1H1D!!! v.s 鹿のコア
3/6(Sat)「ever free」@Chelsea Hotel
3/20 X-TREME HARD - TOKYO TERROR!!!
3/5@大阪★硬核感染-硬核謝肉祭!!-HARDCORE INFECTiON #003-RESURRECTiON
03.21.TOKYO HARDCORE CONSTRUCTION vs. TWIST
ハードコアテクノ系のイベント、鹿のコアのキャッチフレーズがいつ見てもキてる!

2.27 sat Ian O'brien @ Microcosmos
REBOOT JAPAN TOUR in Kobe!!
SUGIURUMNさん!!六本木の新しいクラブでリニューアルパーティー!!
テクノ・ハウスの気になったの、ian o'brien今日来てるんですねー!告知見てると結構新しいハコって出来てるみたいです、か?sugiurumnのイベントやるところ以外でも最近出来たっていうハコの告知を見た気がしますし、一時期凄く減った気がするけど、また増えてるんでしょうか。ライブハウスが好調というお話はなんとなく又聞きしました(動員が増えたのではなく、ライブをしてみたいというバンドが増えたから)、実際良く分からない。

[mixi] アニソンクラブイベントコミュニティ イベント一覧
いつも見てて思うんですが、開催数が尋常じゃないですよね。見る度に、こんなにも沢山のアニソンイベントが開催されているのか、と驚きます。ヲタリズムinクラブチッタにもびっくり。

2/28(SUN)朝豪華トランス祭りサンモニ復活半年記念渋谷AXXCISにて開催
伝説のトラパラ、今はどういう風になっているんだろう。










他人語り249 - ローレンス・レッシグ / REMIX

●気になるニューリリース


4798119806ローレンス・レッシグ / REMIX 〜ハイブリッド経済で栄える文化と商業のあり方〜


商業経済と共有経済は共存(リミックス)できる。
そこにこそ新しい可能性がある。それを殺してはならない。

ネット時代では、商業活動と各種の共有活動が並置・相補関係にあるハイブリッド経済/文化こそが主流となるため、それを発展させる制度改革を主張する。ハイブリット文化/経済を可能にするためには、著作権法の改正が必要だ。だが、現在の制度は著作権が強すぎ、所有者がはっきりしない場合も多く、さらに死ぬほどややこしい。だから、著作権を抑えるべき。それは、『コモンズ』で論じたように、一部の技術革新を殺すからだけではない。それは、『Free Culture』で述べたように、ある種の創造性をつぶすからだけでもない。それは、『Code』で述べたように、憲法で保障された自由を減らしてしまうからでもない。それは、子どもたちの世代をつぶしてしまうからだ。

【原題】Remix: Making Art and Commerce Thrive in the Hybrid Economy




4861915570ライムスター宇多丸 / ザ・シネマハスラー


~風の吹くまま、気の向くまま 何を観るかは賽の目次第
映画博徒の看板背負って、歩いてみせますシネマの天地~

TBSラジオの超人気番組『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』発、話題の映画評論コーナーがついに書籍化!

【ザ・シネマハスラー】......
ギャラクシー賞受賞のトークマスターにしてヒップホップ界随一の映画狂・宇多丸による、現在もっとも信頼に足る映画評論コーナー。名作/迷作にかかわらず、サイコロで決められた新作映画を宇多丸が毎週(強制的に)鑑賞。時に舌鋒鋭く、また時には贔屓目たっぷりに論じまくる!血潮たぎるハスリングの軌跡を記した、リスナー・映画ファン待望の一冊。映画博徒の生き様、とくと見さらせ!

<コーナー開始時からの道程を完全収録!>
2008年4月6日放送の第1回『カンフーくん』から、2009年3月21日放送『SR サイタマノラッパー』まで、計50回分の放送を全て収録。さらに宇多丸による補足コメント・詳細な脚注付き。

<書籍版オリジナルコンテンツも充実!>
・宇多丸語り下ろしインタビュー
・橋本Pなど、おなじみの番組スタッフによる座談会
・しまおまほの描き下ろしマンガ「ミューズのぼんやりシネマハスラー」




4883927288武田 知弘 / 教科書には載っていないワケありな紛争


全世界でおよそ3000万人もの死者を生んだ第二次世界大戦。その終結から60余年が経ったが、現在でも世界のどこかでは戦火が上がっている。なぜ人類は憎しみ合い、殺し合いを続けるのか?本書では現在でも続く「アフガニスタン紛争」や「イラク問題」、「ソマリアの海賊問題」など23の紛争を取り上げ、対立する勢力のイデオロギーなどを解説。国際情勢に詳しくなくても紛争の〝ワケ〟が簡単に分かる一冊となっている。


09年、就職戦線異状あり - マル激トーク・オン・ディマンド
面白いわぁー、面白すぎるわぁー。











他人語り248 - YouTUBE動画2つでDJ出来るサイト Turntubelist

Turntubelist
Youtubeの動画を二つ左右に並べてそのままDJ(クロスフェード)が出来るサイト

レオパルドンブログ FUNKOTの呼称およびルーツのおはなし!

クリスチャンや現地トップDJに「HAPPY HARDCORE,MAKINA,HARDCORE TECHNO」は知っているか?と質問してみた。これらはFUNKOTに似ていることで知られている高速レイヴミュージックの類である。

当然、FUNKOTを耳にしたらある程度ダンスミュージックに精通する人ならばこの当たりの音楽がFUNKOTに影響を与えている可能性を予測するだろう。

しかし、彼らの答えは決まって「TIDAK!」(NO!)である。
ジャンル名も聞いたことが無かったのである。


もーこーいう話が好きで好きで!たまんないですよね!

こんなにも似ているのに!でも「こんなにも似ているファンコット」を、私達はレオパルドンの政所さんの特集が無ければ絶対に知らなかったことにもまたびっくり再確認。

きっとHYPER TECHNOの振り付けを熱心に学ぶテクパラファンに、横から「R&Sを知っていますか?」と聴いてもまず首を縦に振らないでしょう。どんなに音的にそれが直球のルーツ(だとこちらが思っているだけ)であっても、それとこれはもはや違うものだし所属も居場所も違いすぎる。私がどんなにHYPER TECHNOが好きで逃走賛美歌やメタリックな曲を作っても、それは絶対にHYPER TECHNOにならない、そしてこの「ならない」ことがとてもつもなく素晴らしいことなんだ!人間は全く同じ波形を、聴く場所と聴ける環境で全く別のジャンルに置き換えることが出来る。


レオパルドンブログ インドネシアのDJからFUNKOTの曲をプレゼント

このような話は大げさに思われるかも知れませんが、現地ではシングルトラックは、DJの生活の糧として非常に重要な商売道具だということです。またDJになるにも機材は大変高価ですし、スクールに通って練習、プロとしてデビューという厳しい道のりが待っています。


シングルをセパレートで持っていることがそのまま自分の業績と直結することや、そのセパレートがコピーされてしまったかどうかが正にDJ人生をかける程重要なこと、というFunkotの世界。様式美に達してしまっている独自のDJ方式とその用語集、凄く不思議な感覚になると共に、こういう音楽に対する見え方の違いにワクワクしてしまいます。

ディスコ時代のDJさんの話も大好きで、その曲を持っているのは「自分ではなくハコ」であるとか、ハコによって同じジャンルなのにかけられるレーベルが限定されているとかそういうお話が別世界過ぎて大好きです。Oldskool Raveとかをヤフオクで買うとBPMシールが貼付けされた当時のレコードがそのまま届くことがあります。初めて見たときはただ単純に「確かに便利は便利だよねー」とか思っていましたが、私が今考える便利さと、「ハコに置いてある自分は一度も聴いた事がないレコード上のBPM」は便利さの次元が違いますよね。ハッとします。

レアグルーヴのレコード盤面を、蒸気でふやかしてはがしてしまう話も好きです。なんのためにそんなことをするのかというと、DJ中に他人に何の曲かバレないように剥がしてしまう。誰も知らない世に埋れた名曲を発掘しなおすというレアグルーヴのジャンル名がそのまま信念として形に見えるお話です。しかもまだ無劣化複製がない時代だからようは楽曲情報さえバレなければ良くて、そこまでしたレコードを平気で他人に貸せてしまうというのが凄い。

既に盤としてリリースされているかプロモCDRであるかで極端に価値が変わっていたサイケデリックテクノのお話。「今日一日、コミケでこんなに買ってきちゃいました!」といって200枚近くも積んだ光景をミクシィにアップしてなおかつそれを一度も聴かずに済ませられる同人音楽。「振り付け」があるかないかで楽曲の価値が180度変わってしまうパラパラ・ダンパ。収録楽曲を順々に公開していくだけで大ニュースになるゲーム音楽。

「いや、全部が全部そんなんではないよ。」という極端な話ではあるんだけど、その極端さがそのジャンルでしか起き得ないエピソードを凝縮してくれていて面白くて仕方がない。ただ音楽を聴いてるだけなのに、ただ音楽を聴いてるだけなのに!

痛いニュース(ノ∀`):中国のネットでイケメンすぎるホームレスが話題に




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いとまん / やけど (※グロテスクな表現有り)
いとまんさんの絵はとにかくいつも超絶カッコイイ











他人語り247 - 東浩紀 / クォンタム・ファミリーズ

フィギュアスケート、綺麗...人間、鍛えるとこんなことまで出来てしまうんだなって、オリンピックを見る度に思いますね。




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東浩紀 / クォンタム・ファミリーズ
★★★★★

凄かった。お世辞にも上手いとは思えない文体なんですが、だからこそ何が書きたいのかというものがバシバシと伝わってくる一冊でした。日経の記事か何かではもはや思想家ではなく活動家として、という旨が書いてありましたが、実際東浩紀が私達特定層に与える影響、心の揺り動かし方というのは半端ではありません。

小説を読むにあたってこれだけ著者の人格を前提において読み始めることは非常に珍しく、あまりにも思い入れが深かったために「ここまで来たらちょっと面白いぐらいじゃ気が済まないぞ」というぐらいの思い込みで読み始めていました。これって私のような東浩紀のメインターゲット層はみんなそうではないでしょうか。

考えてみたら、元々小説家ではない人の小説を読むのは初めてです。小説家の小説を読んでからその人の対談や評論を読んでいても、読むにあたってこんな力みは私達には入ってこないでしょう。小説家が小説を書くのは当たり前で、小説家が対談をしていても、なんとなくそれは出来て当たり前のような(実際のところどうなのかは知らないし、全然関係ないのかもしれなくても)気持ちで見ていますが、元々小説家ではない人が小説を書いたらどういう風になるのかが見当がつきませんでした。

量子論SF(そもそもSF)というものを良く知らず、グレッグ・イーガンやフィリップ・K・ディックだけは読んでいたので助かったものの、飛び交う並行世界に平然と出てくる量子論の前提にかったるくなり、何よりもSF基礎教養云々よりも大前提として村上春樹も読んだことがないのに本書を読んでしまったのが痛かったです。よくSFファンがSFを揶揄する時に、並行世界云々多重世界云々と過剰に引き合いに出すので、こういうのがそういう類のものなのかな、中盤とか正直大丈夫かなこれと思うぐらいにかったるくなってしまったものの、結末で相当にキました。本当に読んでよかった。

読んでみるまで変に穿ってしまい、またこの変に穿ってしまうこと自体が当然になるようなその東浩紀の影響力・存在感が最後まで私をモっていってくれました。ここまでモっていってくれたからこそ結末に感動して、そして安心してしまった。

私は思想や哲学のことは分かりません。音楽でもそうだし、きっと何でもそうなのだけれど、ちゃんと専門的な勉強をしてきた人、その分野に一生を捧げてきた人、もしくは子供の頃からやってきた人と私のような素人には、そこまでに歩んできた距離がありすぎるのです。私が考えるようなことはどこかで先人達が必死に考えだしてそれなりの結論を出しているに違いなく、やはり先人達の功績からあたっていくべきなのだとつくづく思います。だからここ一年か半年ぐらいずっと本書の結末か、そのような話題の本ばかり読んでいた気がします。

私が読んだ本は基本的に素人向けに相当に噛み砕いてくれた本ばかりなのですが、思想の人であったり科学の人であったり宗教の人であったりの色々な人々が、悩みに悩んで出した結論と、今回の結末が同じ方向であり、なんか、もう本当に、ホッとしました。ただひたすらホッとしました。ずっと溜まっていた焦りが、最近になって色々と解消された気がします。

ありったけ詰め込んである一冊ですが、自己実現や実現可能性の件だけみても(本当はSFとしての面白さも書ける知識があればいいのですが)、きっと私が私していればいつかぶつかっていた話なのです。でも考えてみればその気付きは動物化するポストモダン2だったのですし、思想家東浩紀の本を発端とした気付きを、活動家(そして小説家)東浩紀の本で解決出きたのですから、きっと物凄くスマートな解決だったのだと思います。

考えてみれば東浩紀は出版一冊目からこういうことを書いてきたのかもしれません。思想家東浩紀から活動家東浩紀にというような記事を見たことがありますが、デリダって何?という私にはやはりこのぐらいダイレクトな活動で示してくれないと伝わっていなかったようです。

だからこそこの結末は「あぁそうだったのか」と本当に安心しました。永らくの焦りがやっと解決しました。良かった、本当に読んでよかった。だからもう考えるのはヤメよう。




NIGHT LIBERATOR / Concentrate (Juno DL)
THOMAS Neal / PyroTechno (Juno DL)
ズバァキタァこれは素晴らしい!ヘルハウスNight Liberatorよりお手本のように美しいテックダンスと、Thomas Nealのアナスタシアシンセ全開のベースブリブリハードダンス、これはカッコいい!

Walt / Let The Music Play (Juno DL)
JUNIPERO SERRA / The Ferry Man (Juno DL)
GEORGE-S / Tube (original mix) (Juno DL)
GEORGE-S / Da Gear (Juno DL)
関連トラック、どれもかっこいいです。George-Sの命名はDJ USEに関してちょっとした投げやりすら感じて好き。












自分語り142 - さだまさし / 案山子


さだまさし / 案山子
さだまさし / ベスト (iTunes)

さだまさし / 案山子(かかし)

元気でいるか 街には慣れたか
友達出来たか
寂しかないか お金はあるか
今度いつ帰る

城跡から見下せば蒼く細い河
橋のたもとに造り酒屋のレンガ煙突
この町を綿菓子に染め抜いた雪が
消えればお前がここを出てから
初めての春

手紙が無理なら 電話でもいい
"金頼む"の一言でもいい
お前の笑顔を待ちわびる
おふくろに聴かせてやってくれ

元気でいるか 街には慣れたか
友達出来たか
寂しかないか お金はあるか
今度いつ帰る

山の麓 煙吐いて列車が走る
凩が雑木林を転げ落ちて来る
銀色の毛布つけた田圃にぽつり
置き去られて雪をかぶった
案山子がひとり

お前も都会の雪景色の中で
丁度 あの案山子の様に
寂しい思いしてはいないか
体をこわしてはいないか

手紙が無理なら 電話でもいい
"金頼む"の一言でもいい
お前の笑顔を待ちわびる
おふくろに聴かせてやってくれ

元気でいるか 街には慣れたか
友達出来たか
寂しかないか お金はあるか
今度いつ帰る

寂しかないか お金はあるか
今度いつ帰る

小学校を卒業したあたりから、普通の人が普通に出来ることを、自分が同じように普通に行えることに自信がなくなっていきました。ある時、学校でクラスメイトと喋っていて大きな声で笑ったら別のクラスメイトに「**でも、笑うことがあるんだ。」と言われました。それは自分が人からどう思われていたのかを思い知らされる瞬間でした。

時間が経つようになり、自分にも良いところは少しはあるのではないか、もう少し自信をもっても良いのではないのか、そもそもそんなにも減点評価ばかりしていては自分はどうにかなってしまうのではないか、等々色々考えられるようになったり、普通というものそのものへの考え方も少しは柔軟になってくるようになりました。

はじめてこの楽曲を聴いたのはいつだったのかわかりません。とにかく大泣きして、一人でうずくまっていた事を思い出します。どうしてこんなに素晴らしい、自分にとっては最高の二人から、このような欠陥人間が産まれるのか分からず、申し訳なくて、申し訳なくて仕方がなかったのです。

「手紙が無理なら 電話でもいい "金頼む"の一言でもいい」このフレーズが心から離れません。出来なかった普通のことを埋め合わせるために、その度に二人に助けを求め、自分が考えた普通になるためにその時その時にその助けを必死に踏みにじっていました。

当時はただひたすら申し訳なくて泣いていたこの曲が少しは違って聞こえるようになりました。最近になってやっと何か一歩進んだような気がしたからだと思えます。それは人から見ればその小ささに驚かれるような極小の一歩なのですが、ごく僅かに、ごく僅かながらに進んだような気がします。今聴いても結局は泣くんです、泣くんですが少し意味が変わってきました。嬉しい一歩ですね。それにしてもなんていい曲なんでしょうか。










自分語り141 - 古本が水濡れになる瞬間の悦び

血流関係のなんかしらのトラブルをやったことがある人ならば大概はそうするように、私達は長風呂かサウナに行けと支持される訳で、長嶋茂雄ぐらい活動的な人は違うだろうけれど、私達の大体は長風呂を選びます。

長風呂に入るようになって初めて気がつくのだけれど、世のお風呂暇つぶしグッズの大体は、こうして必要に迫られて購入されていくのではないかと思う。私の場合はどうしようか、音楽好きならばやっぱりここは水にも強い音楽プレイヤーを選択すべきなんだろうけれど、iPODの一つも持っていない私はやはりここでも音楽は選べない、そんなに全時間を使ってまで音楽に接してはいけない気がするのです。

じゃあという訳じゃないけれど、私は長風呂をしながら読書をします。日記の終わりには殆ど全てカタカナでフロドクショと書いてある。当然の如く本はしおしおになっていくわけで、私が読んだ本はかたっぱしから古本屋でいう「水濡れ」、買取価値ゼロになる。元々私は読みが荒いので行った所で平均79円なのだけれど、自分が読むことによって世の中にとっての流通価値がゼロになるのはやっぱり気になる。

無駄な努力をすることになるけれど、出来れば本に水が掛からないように気を付ける。無駄な努力というのは無駄だから無駄な努力というのだけれど、湯船にずっと使っていると口元に塩味が滴るので気持ち悪くなってぬぐう、必然的に本に水滴が飛ぶ。

30分も読んでいればそれだけでいればその時点で既に湯気で申開きの出来ないほどに「水濡れ」が出来上がっているのだけれど、この水滴が本に飛ぶ瞬間の虚無感というか破壊感は素晴らしい。フニャってるかな?いや、まだギリでフニャってないかな?いやいや、もう十分フニャてるだろう。そうはいってもまだ10円程度の価値はあるかもしれない。古本的価値が10円になるか0円になるかで悩んでる時点で、その書籍の古本的価値は殆ど無に等しいのだけれど、「フニャってない」「フニャっている」の差は凄まじい。

レコードだってそうだ、風呂場にレコードを持っていく奴はいないけれども。

この前ディスクユニオンにレコードを30枚ぐらい持っていったら、合計350円ぐらいだったのは衝撃的だった。でも友達がもっていった20枚ぐらいは8000円になっていたのには内心動揺していたはずだ。いや、あれはちゃんとディスクユニオン向けのディスコ・クラシックエレクトロ選曲だからそれだけの価値はあるはずだ。私が持っていったのはテクノクラシックも入っていたけれど、大体はハードトランスとかハードスタイルとかそんなもんだったはずだ。私のレコードは全てがフニャっている、水濡れしている。でもまだなんとかなりそうな気がするし、あんなに好きだったこのレコードが水濡れしてるはずがないと私達は信じている。

ぎっくり腰をやらかすと炎症を起こすため数日はお風呂を禁止される。当然フロドクショは日程からはずれる、そわそわする。いかん、今読んでいる本はまだ水濡れに至っていない、フニャっていない気がする。蒸気でも当ててみるか?水道水でも飛ばしてみるか?あぁやだやだ、ハードカバーは嫌に丈夫だから困る。今日は行きたいパーティーもあったのにパーティーどころか風呂にも入れやしない。

私は知らなかった。結局のところ、本が水濡れしてないとフニャっていないとむしろ心配な訳で、これって何を求めている訳でしょう。古本的価値がほぼゼロであるところを完璧にゼロにする喜び、ちゃんとフニャらせておく安心感。習慣というものは恐ろしい、何の意味があるのか全くわからない、でも今はこの瞬間が間違いなく待ち遠しい。ついでに言うと出来れば本それ自体は水に弱い、新書もしくはペーパーバックスが望ましい。ハードだとちゃんと水濡れしてるのか安心出来ないでしょ?















他人語り246 - ぎっくり腰しっましょ♪

そうしましょ♪ぎっくり腰しました。上半身というものは腕だけでは支えられないものだと、家族がいるというのは素晴らしいことだと学びました。




DJ ASIA aka DJ TAKAWO / N BREAKS Vol.01 (HARDCORE LIFE)
ENZYME X / COMPONENT 1 (HARDCORE LIFE)
THA PLAYAH / WALKING THE LINE (HARDCORE LIFE)

コメディDVD / Ge Ken De Groetuh Uit Brabant Krijguh Kut ! (MID TOWN RECORDS)
オランダ。なんでこんなのがミッドタウンショップに?とプレビュー動画を見てみると、曲が、みんなガバ。Jumpstyle for KIDZっていうCDかDVDもありましたよね。オランダ人のFFFに曲の話をされた時、教えてもらった動画が全部日本でいうカウントダウンTVみたいな番組で、話には聞いていましたがやっぱりびっくりしました。レコードを買った時についてきたフリーペーパーでも相変わらずスターの隣でガンガンにインタビューされているし、オランダはとにかくオランダという国なんですね。もしパラパラ全盛期にYouTUBEが発達していたら、海の向こう側にこういう衝撃を与えていたのでしょうか。今だって水樹奈々が海の向こうに衝撃を与えているかもしれませんね。とにかく、文化が違いすぎる。

Art Of Fighters / Symphony of The Dead (HardTunes)
Negative A / The infamous (HardTunes)

Black Eyed Peas - Imma Be Rocking That Body (YouTube)

らきすたSS / つかさ「シャブって気持ちいいなぁ〜」 (イフカルト)
長い、そしてSSとしてとにかく面白い。

「飯はまだか?」をうまく表現する猫 (ザイーガ)
表現力

「風の谷のナウシカ」実況で拾ったネタまとめ (ワロタニッキ)
公式設定巨神兵(ULTRA-MAN)とエヴァンゲリオン初号機

国母問題についてのスノーボードチームコーチの説明




illustpixivikkatsu

いとまん / 自分の腸でしばられゾンビさん (※エログロ注意)
名前の通りエログロ表現につき閲覧ご注意を、しかし美しい。

地獄のミサワの「女に惚れさす名言集」 / エンターキー
kawa/yoo さんが担当したポケモンカード(英文)

Hecatoncheir First Impact In Pixiv
絵描きさん合同イベント「あへあへっど/杏仁ブルマ/IQC/ゐぬめり/UCMM/uturo/えくうす/endelete/h4/httr/LM7/mk/mzn/oh/大久保かりん/otsu/オレンジ君/ocaca/風間/ガリヲ/きさんた/久美男/黒鉄号/GRNKACK/KETHER/小岩井/笄/コバソ/コバヤシヒロト/サキ・トーマ/サボテリアン/サクラ/ざくら/zan/siro/JNT/ジンニキ/しんく/CKS/A>/重ヶ月ひきつ/zoo7c/susi-d/菅原/せいまんぬ/zt/SOE/so-bin/ゾノ/対ガス専用マスク/タカハシ/たき/たくあ/たすぃ/tatsuya/田田田/高原ヰロハ/七夕子/たみ/だん/チャト/chimpanzee/ツンノスケ/月夜読/鉄骨/てつこ/てん/1047/十田一/同異(Dohi)/富岡二郎/智子/虎硬/TREIZE/鳥彦/Naji/narita/ニック/ニソニソ/にょーむ/ぬーぼー/ねおぴこねおん/NEMO*BRAND/はくさく/hatamoti/バネ/Hayaken/ひるき/hironox/hyo-j/pica/ぴゅーん/美美介/BCCP/fa1/ふうみ/fueco/藤城嘘/ホシツギ/ぽんちょ/前田しん/まし/まま/まめ/卍/みつご/みゅうと/めさこ/リクウシ/R1th/Re:V/Ryo-ta.H/ろぴ/ろんろん/ロンドン/YUTA/わさび」













他人語り245 - Acen / Trip II The Moon Part.2



Acen / Trip II The Moon Part.2
Acen / The Best of Acen (Beatport MP3 Store)

子供の声からドンガドンガなブレイクビーツになるまでのこの落差、大好き。Beatportにベスト盤があるのにも驚きました。明るく元気なPart.3も知らなかったので嬉しい限り。Beatportって好きなアーティスト名を検索しなおすと大体なにか発見がありますよね。





●NHKデジスタ #376 入選作品『中学星』
テレビで見ました。とにかくテンポがいい。







他人語り244 - SR サイタマノラッパー

(※勢いで書いたら全ての文末に「!」がついていたので取りました。これはそういう勢いです。)

話には聞いていたけれど、こんなに心臓にクルとは思わなかった。話には聞いていたけれどこれ程まで心に響くとは思わなかった。あらすじとか予告編とかチラッと見たって仕方がない。あぁ夢じゃ食えないってそういう映画でしょ?ってフレーズ単位で納得してはいけない、とにかく全員見るべき見ないといけない聞くと見るとじゃ大違い。

リアルなんてもんじゃない、そういう意味のリアルじゃない。この映画を見てその場で号泣出来ない自分の狡賢さが悔しい、もう見に行った一同で絶句です。こんなに心臓にクルとは思わなかった。

音楽(←他「自分がカけたモノ全て」に代替可能)に触れた来た時間が長ければ長いほど、見てるだけで指数的に感情が爆発・大爆発する映画。イイハナシダー!





他人語り243 - Channel X / Rave The Rhythm



Channel X / Rave The Rhythm
Discogs Link

PVがあるとは知りませんでした。いろんな時いろんな所でこの曲のいいところを真似しようと思ってるんですが、こんなにシンプルで、正直言ってチープなのに、どうしてもこの迫力は真似できませんね。大変にお薦め。




13年振りのミックスCDを発表したデリック・メイ、インタヴュー

浅沼:そのひとつの例を言えば、DJのミックスです。いまやたいてい、どんなミックスCDでもコンピュータで完璧にピッチを合わせてあります。そしてDJはピッチの合わせの練習をすることなく、データを操作してミックスする若いDJも少なくありません。

そうだな、そういう連中はピッチ合わせができるようになることはない。そういう奴らは「DJ」と呼ばれるべきではない。「オーディオ・テック(技術者)」と呼ばれるべきだ。DJの定義は、物理的なマニュアル操作ができる人間に限られるべきだ。こういう新しい種類の「DJ」は音楽は流しているがDJをしているわけではない。テクノロジーを使って音楽をかけているのだから、「オーディオ・テック」だ。この呼び方を俺は定着させたいと思ってる。DJとオーディオ・テックはまったく違うんだってことをみんな理解して欲しいね。オーディオ・テックが悪いってわけじゃない。ただまったく別モノだから、彼らをDJと呼ぶべきではない。DJに出演してもらうのか、オーディオ・テックに出演してもらうのか、頼む方はよく理解しといてもらいたい。


だから今回のミックスは、「ヒューマン・エラー」あるいは人間の「本能」へのトリビュートといったところだな。現在のテクノロジーの力を借りずに、人間の力で作ったものだ。全てが完璧に作られている現在、逆に貴重なものだろう。女性の豊胸手術や鼻の整形に始まり、音楽制作ソフトに至るまで、何にでも傷ひとつない完璧さを追い求めてる世界では、「自然」であることがユニークになってる。俺がやったのは自然なミックスであり、いまの世界ではユニークなものだ。

浅沼:コンピューターでは作れないものですね。

まだね。でも、そのうち「自然っぽく」人間味を作り出すプログラムが開発されるだろうよ。なんとも悲しいことだけどね。人間らしく聴こえるものを作るために人が金を払う時代がくる。そんなソフトウェアを人間が買うなんて、悲しすぎると思わないか? 最悪だな! この世の終わりだ!どのみち、俺がやっていることは今後そう長くは続かないと思う。




TBS RADIO 祝・宇多丸復帰!オープニングトーク!
ポリープ手術での「全身麻酔体験談」がかなり面白かった。

ザ・シネマハスラー出版記念 タマフル映画祭 追加公演

まゆちゃんたちはゲームの世界に迷い込んだようです
やっぱり最新作も笑いが止まらなかった、ついでに絵が上手くなりすぎw


YouTube - 音量戦争、音圧の過当競争が音質にどのような影響を与えるかの実演動画
YouTube - 赤ちゃんの声をオートチューンで歌に
YouTube - それをカニエの曲に実際に載せた動画

永遠に終わらない「魔女狩り」、集団心理の暴走
膣のない15歳の少女が口から妊娠 -- 3つの偶然が重なった"奇跡"
アサメグラフ 同人誌お蔵出し





他人語り242 - Astor Piazzolla / LiberTango

MURDER CHANNEL rec / Boss On Parade OUT-SIDE Remixes 取り扱い店情報

お陰さまで無事発売となりました。是非チェックお願いします!






MURDER CHANNEL rec / Boss On Parade OUT-SIDE Remixes [GHz music store順次発送中]

2月8日より順次発中です。詳細はこちらを!

MURDER CHANNEL rec / Boss On Parade OUT-SIDE Remixes [GHz music store先販売予約]

アーティスト:DJ TECHNORCH
タイトル:BOSS ON PARADE -OUT-SIDE- REMIXES

レーベル:MURDER CHANNEL
品番:MURCD-004
フォーマット:CD
価格:1575円(tax in)

現在予約販売受付中!
(こちらの商品はご購入手続き頂いた後、2/8(月)から随時発送になります。
あらかじめご了承下さいませ)

2007年に「MURDER CHANNEL Rec」とDJ TECHNORCH主催のレーベル「999Recordings」の共同制作にてリリースされた「BOSS ON PARADE REMIXES」から3年、諸事情に因りお蔵入りとなっていた未収録リミックス集が限定盤にて遂にリリース決定!

問い合わせの多かった「GLOWSTYX」、「BONG-RA」、「THE TEKNOIST」によるリミックスを筆頭に、「Naparm Death」へのリミックス提供も行うデジタル・グラインドコアユニット「EUSTACHIAN」、日本が世界に誇るブレイクビーツ・アーティスト「HIMURO YOSHITERU」など世界を舞台に活躍している超豪華面子によるハイクオリティーなリミックスを収録!限定500枚のみ生産!再プレスは一切ありません!

Murder Channel Recordsより発売のBoss On Parade OUT-SIDE Remixes、
GHzでの先行販売・予約受付が始まりました。八日より順次発送です、是非ともチェックを。




自分語り140-初めてLP/CD/MP3を見たときの違和感

Bleep StoreやBeatport等の「**年ベストトラックまとめ売り」を見ていると「それっていいのかな」みたいな非常に複雑な気持ちになってきます。ですがよく考えてみれば私もこれまでCDで「Best of Hardcore **」みたいなCDを死ぬほど、死ぬほど買ってきたわけで、むしろパッケージの利便性を考えればMP3の方が向いているような気がします。

しかしなんでしょうこの圧倒的な違和感。MIX CDのフルレングスLPを初めて見た時にも非常に違和感を感じました。MIX CDだと一枚で16曲ぐらい入るんですが、フルレングスLPだととってもゴージャスな折り返しジャケットに10曲ぐらいしか入らないんですよね。しかも大体片面3・4曲ぐらい入るので内側の曲に行くほど使いづらく、同じMIX CDなのに何という扱いの差だろうと思ったことがあります。

世代的に全くもってリアルタイムではありませんが、LPで聴くのが当たり前の時代の人がはじめてMIX CDを見たときの違和感とはどんなものだったのでしょうか。あ、いや、タイミングで考えるとコンピレーションCDの方が先でしょうか。そうすると初めてコンピレーション CDを見たときの違和感?そんなこと言い出すと初めてCDを見たときの違和感とかの話になりそうで止まりません。こういう人はリアルに沢山いると思うので今度詳しく聴いてみたいと思います。

BLEEP BEST OF 2009 / 100曲30ポンドまとめ売り(販売期限切)
Bleep Store Best of 2009

MP3の話に戻るとまとめ売りです。Bleepでは100曲まとめ売りをしていました。誰の曲が入っているか、どんな曲かは全部聴けて分かるのですが、下のリンク(Bleepストア2009年ベストアルバム集)と上のリンク(100曲まとめ売り)では全然気分が違いますよね。

Juno Download / The wishmaster DJ CHART

Juno Download等ではDJ CHARTの販売をやっています。雑誌のDJ CHARTみたいなアレをダウンロード販売と直結してそのまま売る訳です。中々押す人はいないと思いますが「Buy Chart」というチャートをまるごと買うボタンがあります。

これと100曲まとめ売りも全く気分が違います。実際あんまり売れてないのかGABBAの項目にはこのチャート一つしかありませんでした。JUNOで売っている×GABBAである(ここまでの二つで相当偏ってる)×自らのお薦めであるというフィルターは流石に濃すぎるのでしょうか。

Beatport Chart

ハードコアで考えると偏りすぎますね。beatport等ではどうでしょう。チャート販売って一度も使ったことが無いのでちょっとピンと来ませんが、Junoのそれよりは圧倒的に「Buy Chart」をしたくなる画面構成になってます。尤も、それって中身をあんまり見なくてもこの人の一押しだから一気に買いたいということなのでそれならばMIX MP3を買った方が自然ですし、中身を見ないで買える人ならそもそもDJのMySpaceに行けば無料のMP3の一つや二つはあるような気がします。

4140814047クリスアンダーソン / フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
★★★★★


そんなことを考えいていたらクリスアンダーソンのフリーを思い出しました。最初クリスアンダーソンって誰?って思ったんですが「ロングテール」という言葉を最初に言い出した凄い人と言う事で買ったみたんですが、めちゃくちゃ面白かったです。私達が普段「なんとなく」で感じている無料配布の不思議を、**型**型ときっちりと類型化してくれていて膝を打ちます。

物凄く論理的で、物凄く新しい話ばかりでとても面白いんですが、如何せん殆ど全て自分の知らない世界の話で、それぞれのお話は「**業界では」という実績を元進められているのでそれがどのぐらい各業界の人にとって府に落ちる話題なのかよくわかりません。

何度もいいますが面白いんですこの本、めちゃくちゃに面白いんです。しかし音楽業界での成功例での話になるととても府に落ちなくなります。具体例はやっぱりマドンナ・レディオヘッドです。この話ってよく出るけど嘘みたいなもんだと言い切っていいような気がします。

いや、マドンナ・レディオヘッドは実在する人物だから嘘じゃないんですが、あぁ、違う、こんな話がしたいんじゃなくて、えぇと、なんでこんな話になっちゃうんでしょうね。MP3のまとめ売りの話からこんな話になってしまいました。言いたいことは全然ちっともこんな話ではなくて、これだと何だかダウンロード販売を否定してるみたいな話になってしまう。ダウンロード販売の方が圧倒的に使っているし、自分の中でもクリスアンダーソンの本は非常に面白かったのにすぐにこういう話になってしまう。

なんででしょう、なんなんでしょう。ダウンロード販売の可能性やライブ事業の考え方として凄く面白いと思うのに、いざダウンロード販売のまとめ売りを見てしまうだけで何故こんなに違和感が急激に増すのでしょうか。ライブで儲けている人を殆ど一人も見たことがない、儲かっているイベンターを殆ど一人も見たことがない。これまでの形式からこれからの形式までの形式差が凄すぎて頭がまるでついていきません。

クリスアンダーソンのフリーの中身は99.9%が音楽業界意外の話です。自分達が知っている範囲外の話なら「面白い!凄い!」とこんなに喜んで読めるのに、自分達がほんの少しでも知っている範囲に話が及ぶと途端に府に落ちなくなる。もしかして殆どの人がこの本を自分達とそれ以外の業界の話としてそうやって見ているのではないでしょうか。概念と現実のギャップが凄まじすぎる。

音楽=楽譜であった世界の人々は音楽=レコードになった世界がどう見えたのか、演奏家達にはラジオがどう見えたのか、レコードシングルがMIX CDになるとどう違って見えるのか、宣伝コピーが「オリコン一位」から「レコチョク一位」になるだけで、コンピレーションMP3がMP3まとめ売りになっただけでこんなに世界が違って見えてしまう。

本を読んでいると(外から見ると)、その移り変わりをリアルタイムで体験してる人達がみんなその方向に動いているように見えるのに、いざ体験してみると(内から見ると)リアルタイムで体験した人々がテンで違う価値観でそれぞれの行動をとっている。

恐ろしい程面白い、2010年今現在日本の関東は東京でこんな移り変わりが見えるなんて、私達はなんて運がいいんでしょう。念を押しますとこのお話、何かを訴えたい訳ではありません。こんなこと、思い悩んでる振りでもしなければ書けたものではない。





他人語り241 - 野村亮馬 / ベントラーベントラー

こう、日一日昼夜でテンションが変わるととても疲れます。ランボー怒りの鉄拳、ランボーは全部自分で解決出来てしまうから凄いです。上中下巻を超える巻数の小説はよっぽど面白くないと読んでて辛いですが、大体の場合よっぽどに面白いので素晴らしい。

ツイッタのタイムラインで常に三本以上のUSTがやっている。ロフトプラスワンの放送って結構やってるんでしょうか。新しくてかつ無料のものが出てくると最初は物凄く物凄く数が少ないので話題のものはすぐにみんなで追いつけてワイワイ出来るのですが、非常に便利なので数が増えてきてすぐに追いつかなくなります。

タワーレコードで初めてクラブミュージックのコーナーを見たとき、「僕は一生かかってもここにある全部の曲が聴けない!」みたいなことを思いました。またしても可能性が無限に広がってしかも今度は無料なので有限なのは時間だけです。手に入らないと思うと是が非でもという勢いでレコードを探しまわるのに、「さぁこれ全てあなたのものです」と言われると途端に頑張らなくなってしまうので可能性は換金出来ますか。

可能性って物質化出来たらどうなるんでしょう。可能性って言ってる割に物質空間を選挙してるのでその時点で可能性じゃないんでしょうか。可能性とか希望とか絶望とかを物質化出来たらノーベル賞、でも快感や興奮は限りなく物質化に近いものが商売・商業になってるから実は全然大したことじゃなくてむしろ下世話なことなのでしょうか。もしかしたら自己実現もほぼ物質化しているかもしれない。こういうSF小説って既に一杯ありそう。

4063145530野村 亮馬 / ベントラーベントラー
★★★★☆
最近、漫画「ベントラーベントラー」を読んで痛く興奮しました。特別な害意も善意もない、むしろ地球上の動物同士のように交信すら不可能な宇宙人達とのほのぼの日常漫画。「レベルE」が大好きだったのでこういうSF小説を探しています。きっと沢山あるに違いない(希望と可能性)けど、SF小説に酷く疎いので地道に探しています。

現在連載中のハンターハンターがやっぱり激烈に面白い。開始一コマ目で明らかに絵が手抜きなのに浮遊感というかそういうのが本当に美しくて、キャラクターのベタな選択も凄く説得力があって、何と行ってもこんなに休載しているのに連載が復活するとそれだけのためだけにジャンプを読んでしまうこの圧倒的な説得力が本当に凄いと思う、パームがとても好きです。




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他人語り240

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