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    [CLUB]VOCALOID 2が誰もが予想だにしない方向に凄い


    今や人工ボーカルソフトとしてDTM(※1)ファンの間で
    有名な(有名であっても定番とは言い難いかもしれませんが)
    ソフトウェア「VOCALOID」の驚きの最新版が登場しました。

    VOCALOID 2 キャラクターボーカル(萌えボーカル)シリーズ『初音ミク』(CV:藤田 咲)が
    大変話題になっています。数多くの同人音楽作品のジャケットでもお馴染みのKEIさんの
    (HARDCORE TANO*C 最新作 HARDCORE SYNDROMEのジャケット担当もKEIさんです!)
    イメージキャラクターにはじまり、「キャラクターボーカルシリーズ」というネーミングで
    (つまりこれはライトノベルをキャラクター小説というのと
    同様につまりは萌えボーカルというコンセプトなのでしょう)
    制作発表当時からかなり話題になっていました。そしてついにデモソング登場ですが
    なんだかよくわからないぐらいによく出来ていて更に話題騒然です。
    線の細い声と意図的といってぐらいに揺れたボーカル等、かなりリアルに同人音楽です。

    お世辞にもボーカル呼び込みに積極的とは言えないこの業界(※2)ですので、
    ここまでのクオリティを揃えていればもしかしたらボーカル在籍のいないサークルの
    ド定番ソフトになってしまうかもしれません。実に、実に、時世を掴んでいます。
    果たしてアニメソング系作曲者のプロのデモボーカルに、
    ボーカルとスタジオでゴネゴネするのが面倒な同人音楽作家に、
    非人道的な歌詞を全力で歌わせようとするニコニコ動画MAD職人の定番になり得るか!?

    一つ私が核心を持って言えることは市販のカラオケトラックに好き放題の歌詞を宛がった
    VOCALOID職人がニコニコ動画で必ず一度は溢れかえるだろう
    ということです。

    ※1 DTM / Desk Top Music

    PCで作曲をすること。
    一昔前のハードウェア作曲に対するソフトウェア作曲者の少なさに比べて、
    今やDTMと一々言う必要がないぐらいにPCは欠かせない要素なので、
    今では「あぁ、一発録音のロックミュージシャンではないのだな」という
    情報しか発信していないような気もしますが私だけでしょうか。

    ※2 同人音楽のボーカル呼び込み

    ネット声優を中心とした同人音楽系DTMを対象としたボーカル募集サイトが
    ありますが、作曲者側がボーカル募集にあまり積極性を見せていないように思えます。
    同人音楽の有名ボーカリストの名前が数多の作曲家の間を
    featuring名義で行ったり来たりしている様子をよく見ますが、
    あるレベル以上の作曲家があるレベル以上のボーカリスト以外を
    積極的に捜索しない結果、このような現状があるのだと考えています。
    言い換えると作曲者側がボーカリスト選びに気合が入っていないのかもしれません。
    極端なことをいうと「あるレベル以上なら歌い手は誰でも良い」と考える傾向にあり、
    だから、この人は確かにちゃんと歌えていると感じるボーカリストに
    一点集中でオファーがかかる(捜索の手間が省けるからかもしれません)、
    歌う側からすると非常に厳しい状況ですね。
    これは萌えボーカルというのがやたらと高音で意図的な程女性性をアピールしているという
    画一的なスタイルが結果的に作曲家をそう思わせているのかもしれません。
    つまり本当に必要なものはボーカリストそのものではなく
    方法論としてのアニメ声だということかもしれないということです。
    これは非常に極論ですが、この傾向はやはりあるのではないでしょうか?

    逆に歌い手側の営業活動は半端ではなく、それでも中々結果に結び付かない様子を見ると、
    もしリリースされたVOCALOID2がどのようにつかってもある程度以上の歌唱力を期待できる、
    つまり「VOCALOID2はあるレベル以上の歌い手である」
    と同人作家陣に評価されてしまった場合、
    歌い手の受難は一層厳しいものになるのではないでしょうか。

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